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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)


落ちた涙と一緒に溢れた言葉は

「…なんだよ、それ
なに勝手に処理してんだよ
つーか、それで良いって
本気で思ってんだ?
待ちたくないって…言ってんのか?」

受け止めて貰える事なく
白布さんの冷めた声と一緒に
冷えた玄関に響いた

違うよ
待ちたくないわけないじゃん
今日凄く幸せだったんだよ
待つ時間が凄く幸せで
何回も時計見てニヤけて
少ししかなくても
二人の時間を楽しみにしてたんだよ

なのに

『そう…言ってるじゃん』

最後まで可愛くないな、私は。

「…分かった。
追わないから行けば?」

最後まで冷静だね、白布さんは。

やっぱりダメだったのかな?
年の差なんか飛び越えるくらい
ピッタリだと思ってたのは

『うん』

勘違いだったのかな?

新しい靴の音が無駄に綺麗に響く
マンションの廊下を抜けて
涙を拭き取る事も出来ず
フラフラと駅までの道を歩いた

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