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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第1章 ☆捨てられないキミ(御堂筋翔*夢)[きいろシリーズ①]完結


昼休み非常階段で1人弁当を開く
ここは誰もこーへんし静かで落ち着く
それやのに
今日は下がなんか騒がしい

布施さんと…あのザクや。

「なぁ、布施ー!
一回でえーからデートしよ?
絶対楽しませたるから!」

『ホンマ色々忙しいから無理やねんて…』

「ほな、放課後一緒に帰ろ!
そのついでに寄り道しよや!
これでデートした事にするから!
な?!」

『あ…放課後は…』

「終わったら正門で
まってるからなー!ほななー!」

ソイツは布施さんの
言葉を遮って強引に
約束押し付けて去っていく

置き去りにされた布施さんは
困ったようにため息をついて歩いて行った

アイツと帰るなら今日はこーへんな…
…まぁ、静かでえーわな。

どうせ捨てるモンや…
このまま去って行ってくれた方が
面倒くさくなくて済む
そう思ってたのに

『御堂筋くん!お疲れ様!』

布施さんはいつも通りに
タオルとドリンクを持って待ってた

「…なんでおるん?」 

『??アカンかった??』

ぽかんとした顔でボクを見上げてる

アカン…事ない。
ホンマはチョット期待してたかもしれん。
アイツのとこなんか行かんとボクのとこに
この子が来る事を…

…‼︎アカン!アカン!アカンやろ!?
ボクは…捨てるんや…捨てなアカンねや!

「…誰か待たしてるんちゃうのん?
正門で…」

ボクが言うと

『え!?見てたん??
あの後断って来たよ…
あぁいうタイプ苦手やねん…』

困ったような顔で答える
なんや笑った顔以外も出来るんやん

見なれてへんからかな。
新鮮で悪くないと思った
まずい…想定外やわ。

このままやときっと捨てきれんくなる

「…さよか…でも
もう用事おわったやろ?帰りや…」

わざと冷たい素振りでタオルを返すと

『あ…うん…ほな…行くわな…
また明日!』

と、チョット寂しそうな
顔で去っていった

今更…そんな顔すなや…
ボクの苦手な量産の方
見せててくれ…
それやったらナンボでも
冷静で居れんのに
 
暗くなりかけた空を見てため息をつき
またロードで走り出した
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