第4章 君に届け（丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品）完結

「おかえり～…ってどうした!?」

赤也が飛び起きて私に駆け寄る

『なにも…ない…』　

「真っ青な顔して何言ってんの?」

赤也がﾕｯｸﾘと私を
自分の横に座らせる
赤也がなにか話しかけてくる
でも何も入ってこない
返事する気力もない

「…丸井先輩?」

『えっ!?』

さっきまで真っ白だった頭は
ブンちゃんの名前で
動き出した顔を上げると

「やっぱな…丸井先輩が
どうかしたの？」

赤也が私を見つめてた
罪悪感が胸に広がる

『ごめん…赤也…大丈夫
ﾁｮｯﾄはしゃぎ過ぎただけ』　

苦し紛れに言った言葉に
赤也は大きなため息を付いた

「姫凪、質問して良い?」

私は無言で頷く

「お前、俺の事好き？」　

私は赤也が…?
迷っちゃイケナイ
答えは決まってる

「す…きだよ…」

消えそうな声で答える
赤也は、その答えに対して
また小さいため息をもらす

「んじゃ、もう一個。
俺と丸井先輩、どっちが好き？」

あまりにも直球な赤也の質問
私は答えることが出来ない

「答えろ。答えねぇなら
身体に聞くぞ？」

赤也は急に私をソファーに
押し倒した