一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結
携帯を開いて着歴を見る
赤也の電話番号が並んでる
赤也は毎日欠かさず
電話を掛けて来てくれる
昨日も掛ってきてるのに
何を話したのか思い出せない
昨日のことは何処から何処まで
現実なんだろう…
ボーっと携帯を眺めていると
赤也から電話が掛ってきた
『はっ、はい!もしもし!』
「出るの早ぁ~(笑)おはよっ!
今何してんの~?」
赤也の笑い声が響く
『なんにもしてないよ~赤也は?』
「お前の家の前にいる~」
え~~ッ!?
窓を開けて外を見ると赤也が
玄関の前に立っていた
『すぐ行くから待っててね!』
階段を駆け下りて
家を飛び出すと
「元気じゃん。昨日様子が
変だったから気になってさ」
赤也がホッとしたように言った
『うん…イッパイ寝たら
超気分爽快☆』
「じゃぁ、どっか行こうぜ♪
駅前の美味いケーキ屋行く?
あそこのタルト好きだろ?」
『うん♪』
赤也の横に並んで歩く
私の歩幅にあわせて
ユックリ歩いてくれる赤也
私を退屈させないように
色んな話をしてくれる
「な~姫凪今日
これから何処行く?」
『そうだね~久しぶりに
カラオケ行きたいかも』
「いいな、んじゃ
今日は歌いまくろうぜ」
『…そうだね!』
ケーキを食べ終え、近くの
カラオケ店へ入る
ヒットチャートを片っ端から
入れて、歌いまくる
「~~~チョット休憩しようぜ
喉痛ぇ~~」
赤也がマイクを放り投げ
ソファーに寝転がった
『姫凪も~何か飲み物
入れてくる。赤也何がいい?』
「ジンジャエール~」
フリードリンクのコーナーで
飲み物を入れて戻る途中
不意に目をやった他の人の
部屋の中。
あ…れ…?
ブンちゃん…?
中にはブンちゃん達の姿
サクラちゃんが
ブンちゃんの上に…?
頭が巧く回らない。だめ…
見ちゃいけない…!!
早足で自分の部屋に帰る