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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結


姫凪side

心が乱れる
まさかブンちゃんが
あんな事言うなんて…
好きだって言ってくれた声が
耳から離れない

ブンちゃんにはサクラちゃんが 
居るのに。
って頭では解ってる
ダメだ。って言葉もチャント
言えるのに…

心はドンドン熱くなって
ブンちゃんへの気持ちが
溢れそうになる
あの時、ブンちゃんの携帯が
鳴らなかったら
私は言ってしまってた

-私もブンちゃんが好き-

大事な親友の事も
大事にしてくれた赤也の気持ちも
そんなの全部投げ出していた
あの電話の相手がサクラちゃんだと
解って、私はやっと我に返った

超えちゃいけない…
あれは幸せな夢だ
その先を望んじゃいけない
私は赤也をサクラちゃんを
裏切っちゃいけない

イケないんだ・・・ 

私には赤也が居る
傷だらけだった私を守ってくれた
安心と平穏を与えてくれた
今でも笑ってテニス部に
行けるのは赤也のおかげだ
それで充分じゃないか…
解ってる…解ってるのに
なんで涙が止まらないの?

必死に赤也の声や顔を
思い浮かべようとしてるのに
浮かんで来るのはブンちゃんの事ばかり
サイテーだ…消えてなくなりたい

いつの間にか寝てしまっていて
目覚めたのはソファーの上
ロボットのように日課をこなす
顔を洗って髪を梳かす
兄ちゃんはもう出かけた後で
私は遅い朝食をとった

「姫凪どうしたの? 
早く食べちゃいなさい」 

母さんがパタパタと忙しそうに
キッチンを片付けている

『ごめん…ごちそうさま…』

「姫凪~?ダイエット?
だめよ~若いんだから
イッパイ食べなきゃ~」

『そんなんじゃないよ~』

呑気な母親に苦笑いを浮かべ
部屋に帰る

そういえば今日は何も予定
入れてないや…
どこかに遊びに行こうか…
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