第49章 煙の向こう側に笑みを（白布賢二郎）

「…あぁ…良くはねぇな。
奇特な構いたがりは居たけど
結局向こうが反応薄い俺に飽きるしなー…
ま、どうでも良いンだけど
って、なんでお前とコイバナだよ、マセガキ。
ほらサッサと片付けろ、家帰れ」

何話してんだ、俺。
こんな年下の

『マセてもないし
ガキでないし！
言われなくても帰りますよーだ！
冷めたオジサンの相手なんかしませーん！』

こんな生意気女に

「白布だ、つってんだろチビ！
特別サービスでこんな出来の悪い生徒
最後まで世話してやったんだ
もう金輪際お前なんか願い下げだっつの」

なーにムキになってんだろうな。