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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)


悩む俺の耳に

『別に…用事あるなら良いよ?
…一人でも全然平気だし…』

小さな声が届いた

勢い良く振り返ると

『…はい。
さっきからずっと鳴りっぱなしだから
持って来た…』

俺の携帯を握った姫凪が
部屋の扉を少しだけ開けて
中を覗いてる

「あ、悪い。
てゆっか一人で出来てねぇから
俺が困ってんだろうが。」

『こ、困ってくれなくて良いもん!
もう分かったから行けば!』

俺のため息を掻き消す様に怒鳴って

『じゃあ!おやすみなさい!』

そのまま去って行く
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