一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第46章 小さく恋、育つ(宮侑) 生誕記念 完結
もう一回、頭を撫でて
仕方なく離れようとした
その時
『…こんなに食べたら
今度お腹壊すやん…
侑も食べたら?
まだ、時間あるんやろ?』
俺の手がキュッと掴まれる
ま、じ?
思わず固まってる俺を見て
『無理にとは言わへんけど!!』
赤い顔を背けて
手を離す姫凪
「…無理にでも引き止めぇや
お前に頼まれたら
学校サボってでも居ったるから」
離された手を取り直して
「お邪魔しまーす」
靴を脱ぎ捨て玄関を抜ける
慌てて痛めた方の足首に
負担を掛けてもうた事で
走った激痛を知らんぷりして
リビングに進み
「お前どれするん?
このゼリー結構評判エエらしいで?」
ガサゴソと袋を漁り
一番高かったゼリーを姫凪に
プリンを俺が取って
「残りはサクラと食い。」
『…おん』
「おし、ほなイタダキマス」
二人向かい合って食べる