一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第45章 想われ想われ 恋生まれ(五色工)生誕記念 完結
送られてきたのは
ついさっき
って事は、まだ起きてる!!
そうと知ったら
居ても立っても居られなくて
「あの!!集まってもらって
失礼極まりないのは
重々承知ですがっ
待たせてるみたいなので、ここで…」
席を立って頭を下げる
天童さんは笑いながら
白布さんは呆れながら
「「誕生日なんだから
好きにすれば?」」
そう言って
俺に手を上げた
「ファ、ファイッ!
ごちそうさまでした!」
飲みかけのビールを一気して
店を飛び出し
布施に電話を掛ける
長いコールは
耳に響き続け
やっと繋がった声は
〈先輩…?〉
涙に濡れてた
「す、すまん!
俺、全然…その!
アレの意味分かんなくて!
お前の事も…その…!」
涙声に慌てる俺の耳に届いたのは
〈逢いたい…です〉
胸を締め付ける様な願い事
”分かった”と電話を切って
うろ覚えの目的地で
タクシー運転手を困らせながら
ゴメンの他に
まだ何も用意してないのに
夢中で向かった
俺を待つお前の場所へ