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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第45章 想われ想われ 恋生まれ(五色工)生誕記念 完結


「布施!
多分マンションの前、着いた!
部屋、どこだっけ!?」

〈お、降りますから!
そこに居て下さい!〉

タクシーを降りて
マンションの入り口を
ソワソワ行ったり来たり
通報されそうだと
止まってはタバコを吸って
またソワソワして

待つこと数分

『せ、先輩!』

大きなマスクで顔を隠した布施が
マンションの入り口から
飛び出して来た

『こ、こんな格好でスイマセン!
えっと…あの…!』

相変わらずオドオド落ち着き無くて
俺の目をちらっと見ては
すぐ逸らす

この反応嫌われてたんじゃないとしたら
俺は…

「布施、俺…」

どうしたら良いんだよ!

今まで後輩としてしか見てなくて
好きだって言われたから
”じゃあイタダキマス”なんて
言えるわけない

でも、でも…!

『先輩、呼び出してゴメンナサイ…
あの…ですね…
私…伝えたい事が…』

大きなマスクは
花粉症とかではきっとなくて
落ちたメイクに似合わず
服と髪がオシャレなのは
きっと俺を待ってたからで

そんな事を考えたら

「布施!
その先の話の事…だけど
勘違いだったら笑ってくれ!
馬鹿にしても良いからな!
ただ…当たってたら…
俺の気持ちを聞いてから
もう一回聞かせてくれ!」

俺だって真剣に向き合いたくなる
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