一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第45章 想われ想われ 恋生まれ(五色工)生誕記念 完結
『どうしよう…
どうにかして約束を…』
ウンウン頭を捻って
ハッと思い立つ
カナリ古臭くて
使い古された手だけど…
近くにあったメモに書き込む文字
【8/22
いつでも良いので電話下さい
話したい事があります】
震える手で書き込んで
明日、先輩に渡す資料の間に挟む
資料を渡す時に
一緒にこれも!
”待ってます”って言って
電話が掛かってきたら
あの駅前のオシャレなバーにでも
誘って…
そして…!!
よし!
これしかない!!
今度こそ上手く行くと信じて
立ち上がり
事務所の灯りを消した
名前を書き忘れたなんて
気付くはずもなく。
次の日
いつもの様に出勤して来た
先輩に駆け寄り
『これ!!
あの、待ってますから!』
「は?なに?」
『見たら分かります!』
押し付けた資料
そこに紛れさせた
昨日のメモ