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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第45章 想われ想われ 恋生まれ(五色工)生誕記念 完結


ここなら絶対見つかるし
見つけたらきっと読んでくれる

もしかしたら
約束の日を待たずに
要件聞かれるかも!?
とか、色々考えてソワソワしながら
先輩の顔色を伺う

だけど

特になんの変化もないまま
その日は過ぎてしまう

次の日も
先輩の態度は全く変わらない

たまに言われる”オメデトウ”に
笑って返すだけ

あれ??

まさか伝わってない??
いや、まさかね?

「おい布施」

ほら、来た!!

『はいっ!なんですか!?』

「あの資料だけど…」

『は、はい!』

カチコチになりながらも
先輩を見上げると

「改善点見つかった
詳細あげといたから
週末までに整理しといてくれ
分からない所あったら
手伝うから」

手渡された
新たな資料

え?それだけ?
いや、ここはグイッと行かないと!

だって今日じゃなきゃダメだもん!

『……はい…
あの先輩、今日は…』

「悪ぃ、今日はダメだ。
飲み会あんだよ
学生の時の先輩と」

今日じゃなきゃダメ…なのに…

『そ、そうですよね!
お誕生日ですもんねー
えっと…でも…』

「悪い。これから課長と得意先行くから
資料頼むな」

また去ってしまった大きな背中

先約あるなら仕方ない
もしかしたら
その後連絡あるかもじゃん!

だって今日はまだまだあるもん…

薄くなっていく希望に
溢れそうな涙を飲み込んで

先輩が書いた文字に目を落とした

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