一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第44章 コエとオレ(灰羽リエーフ)818の日記念 完結
エ?ナニ?
なんかの番組?
「えっと…なんで?
アンタなんかした?俺に」
『ごめん…もう会えない』
「意味わかんねぇし!!」
全く理解できなくて
空振った手で
強引に街中から連れ出した
夏の陽射しのせいで
閑散とした公園は
蝉の声だけが響いてる
「どういう事だよ?」
無理やり繋いだ手を離して
その子に問うと
静かに話し出す
『その声が…』
残酷な現実
好きだった人と似すぎてる
俺の声に思わず
声を掛けた事
でもそれは俺に
あまりにも失礼で
一言謝りたかった事
この子が俺にもう会わない方が
良いと思ってる事
言うなれば
一目惚れも運命も
全部俺の勘違いだった、って事。
そして
勘違いで済ますには
俺だけ一人
想いを育て過ぎた事。
『ゴメンナサイ』
何度目だろう
目の前の小さな頭が下がるのは。
「なんで謝るわけ?
勘違いしてたの俺だし
それに…」
離した手を再びギュッと握り
「ココカラ始めれば良いだけだし」
グッと身体を引き寄せる