一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第44章 コエとオレ(灰羽リエーフ)818の日記念 完結
『え?何言ってるの?』
”何言ってるの”?
そんなの俺にも分からねぇよ
ただ
これで終わりで
はいそーですかで
済ませられる程
俺は頭も聞き分けも良くないんだ
「俺に興味なくても
俺の声は好きなんだろ?
じゃあ、他の奴よりリードじゃん?
これから声以外も
好きにさせれば良いだけだろ?単純!」
『ちょっと…そんなの…』
「無理かどうかやってみないと
分かんねぇだろ!
居ねえヤツに負けましたで
引き下がれる程
軽くねぇから、俺の気持ち」
引き寄せた身体を抱き締めて
「勘違いじゃなかった
一目惚れも運命も
絶対ある…
俺、アンタの事、好きになってる」
初めてにしては苦過ぎる告白
『でも、私は…』
わかってる
簡単に流される程
アンタだって軽くないんだろ?
でも、でも、それでも
「今は耳だけ。
耳だけ俺に恋しろよ?
後はユックリ落としてやる
離れられると思うなよ?」
好きだから離せない
こんな厄介なヤツに
声掛けたのも
またアンタの運命だよ
覚悟決めて聞かせてよ
”あ”じゃダメだろ?
未来の彼女が、さ。