一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第36章 たかが階段ひとつ分(夜久衛輔)生誕記念 完結
試合終わり
いつもなら居残る体育館を
荷物を抱えて飛び出して
布施に電話を掛ける
鳴り続いて切れたコール音
「出ろよ!」
試合後のバテた身体に
鞭打って
姫凪の家に走って行き
「布施ー!」
姫凪の部屋の窓に向かって叫ぶ
顔を出さないけど絶対いる
カーテンが一瞬揺れた!
「顔出せ!出さねぇと
小学校上がっても
オネショしてた事を…」
スゥッと息を吸い込んで
大声で怒鳴ると
『…うわ!バカ!
変な事言わないでよ!!』
ガラッと開く窓
揺れる長い髪の毛
「居るじゃん」
『居るよ…』
大好きな人。