一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第36章 たかが階段ひとつ分(夜久衛輔)生誕記念 完結
「で?なんで告らないわけ?
脈ありだろ?
三年で受験組なのに
甲斐甲斐しくお弁当とかさ?」
減っていく弁当に
視線を落として
「脈ありなわけねぇじゃん。
アイツの好みは…」
チラッと黒尾に視線を送る
昔どっかで聞いたんだ
背が高くて
男らしいヤツがタイプだって言ってた
黒尾を初めて見た時
布施が真っ赤になってたのは
今でも覚えてる
だからしばらく黒尾とは
仲良くなる気にすらならなかった
これは、今でも秘密。
「タイプとかあくまで理想だろ?
タイプの奴だけを
好きになるとか付き合うとかって
恋愛はそんなんじゃねぇだろ?」
黒尾には分からねぇよ。
程良くモテるし
狙えば大抵付き合えてるしな。