一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第3章 二人の気持ち(丸井ブン太*夢)完結
「正直、疑いかけた。
でも姫凪が浮気なんか
するわけねーし。
てゆっか、させねーし」
「大した自信じゃないか…」
ブン太は信じてくれてたの?
あんな事いった私を?
…バカは私だ…
ブン太…ゴメンね…
「兎に角。早く姫凪離せよ」
「嫌だって言ったら??」
「言わせねーって…」
チャント言わなきゃ…
私が言わなきゃ…
息を整え2人の会話に割り込んだ
『…幸村。ごめんなさい…
私…ブン太じゃないとダメなの…
ブン太の側がいいの…
だから…離して…』
その場がシーンと静まった
幸村のため息が響いた
「まいったな…。
何を言われても動じないつもり
だったのに…今の言葉は
流石に効いたな…」
幸村の腕が緩む
ブン太が勢いよく私を引き戻す
『幸村…ゴメンね…でも…』
「フフッ。姫凪は
そんな顔しないで。
俺こそ悪かった…
辛い思いさせたね。でも
本当に好きだったんだ。
力ずくでも奪う気だった」
幸村はいつもと
同じように微笑んでいた
「でも…さっきの言葉で
諦めがついたよ。じゃあね」
最後にそう言って出ていった
幸村の目には薄く涙が滲んでいた
思わず私の目からも涙が溢れる