• テキストサイズ

一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第3章 二人の気持ち(丸井ブン太*夢)完結


私のバカ…偽善者!
いい人ぶりすぎだし。

「はぁい❤︎じゃ
コレ今日ので~す!さよなら〜」

詩を置いてイソイソ出ていく。

《ぶつかる視線》
背の高い貴方を見上げる度に
ぶつかる視線が嬉しい
貴方の瞳に私が映り
私の瞳に笑顔の貴方が映るの
出来るなら明日も明後日も
視線がぶつかる距離に居たい
瑞希

これって…
ブン太が見てるのは私です
って報告されてる…よね?

瑞希ちゃん…強すぎ。
てゆっか、私がヘタレすぎ。

嫉妬がムクムク膨れる頭でノートに
詩を書いた

《偽善者》
貴方の話で
あの子がはしゃぐ
顔、声、仕草
私も合わせて笑うけど
心は空っぽ
頭は あの子の悪口でイッパイ
でも私は偽善者
今にも口をつきそうな悪口を
必死に飲み込んで
愛想笑い
バカみたい
いい人ぶるのも
いい加減疲れるっての
ノロケなんか他でやってくれ
姫凪

なんじゃコリャー!

ノートを破きクシャクシャ
丸めてゴミ箱めがけて投げる

【ボテッ】

かすりもしない…
今日の私もダメダメだぁ…

机の上に突っ伏してたら
いつの間にか転た寝してした。
外を見るとカナリ暗い。

ヤバ…

立ち上がると肩からジャージが落ちた。

あれ?これってテニス部の?
振り返ると幸村が
静かに本を読んでいた。

『えっと…これ幸村が?』

「おはよ。まだ電気ついてて
オカシイナと思って覗いたら姫凪が寝てたから」

『起こしてよ!恥ずかしい…』

「気持ち良さそうだったし
寝顔が可愛くてツイ
見とれちゃってね」

この人は…照れないのだろうか
私は真っ赤なのに、ズルイな…。

「はい。コレ姫凪のだろ?
落ちてたよ?」

幸村の手にはさっき
捨て損なった丸めた詩。

『きゃ!読んだ?』

「うん。ゴメン、読んじゃった」

うわぁ…恥ずかしい!
立ち直れないかも…

頭を抱える私に幸村が
意外な言葉を発した。
/ 7806ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp