一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第3章 二人の気持ち(丸井ブン太*夢)完結
「別に嫌じゃないみたいだし
良いんだね?」
ひぃっ!何でわかるの!?
サトリ!?
「フフフッ。顔見ればわかるよ?
わかりやすいね姫凪は」
まっマタ読まれた!
…幸村って…恐いかも。
「ダイエットなんてしてないだろ?
早く食べなよ?それとも…
食べさせて欲しいのかな?」
『自分で食べれる!』
「フフッ。いい子だね」
夢中で頬張る私を見て
幸村は優しく笑ってる
少し気分が明るくなってくる。
「やっと、いつも通りに
なったね…良かった。」
『え…?』
「泣きそうな顔してたから
心配だったんだ。
何かあったのかい?」
ビックリして幸村を見上げた
「言いたくなければ
無理には聞かないけどね。
楽になるなら話したら?」
『…ブン太の気持ちが
わかんないの。話したいのに…
今日も隣に女の子居たり…
私ばっかりブン太を好きで
嫉妬して…ブン太の私に言う
好きが本気じゃないんじゃ
ないかなぁって思ったら…
なぁんか辛くて…』
幸村は私の愚痴を黙って
聞いてくれてて
溜めてたものを
吐き出せたせいか少しスッキリした
『何かゴメン。私ばっかり
喋っちゃって。でもアリガト…』
「いいよ、さぁ、
教室に帰ろう?予鈴だ。」
2人並んで歩く。
「本当にブン太はバカだね…
姫凪をこんなに悲しませて…」
『ん?大丈夫だよ~
最近はこんなの慣れてきちゃった(笑)』
「…そうか」
幸村は、それ以上
何も言わなかった。
こんなに気持ちが
軽くなったのは、いつぶり?
幸村と居ると楽だな〜。
なんて、
その時は呑気に思っていた。
放課後
今日も文芸部の参加者は
私と瑞希ちゃんの2人きり
…気まずいなぁ…
瑞希ちゃんは凄く機嫌がいい。
どうせ原因は
ブン太だろうなって思って
理由は聞かずノートにペンを走らす
「部長~今日これ書いたら
上がっていいですか?
料理部の子とクッキー
焼く約束しちゃって」
『うん。いいよ。』
「うふふ🎶ブン太先輩が
クッキー食べたいって🎶
だから瑞希が焼いて行くんです❤︎」
…。
嫌な事聞いちゃったな…。
ブン太のバカ。
なんで瑞希ちゃんに、頼むかな…
『そ…そっか。頑張ってね』
嫉妬を振り払い
無理やり笑顔を作る