第13章 ♢5つ星よりもレア（黒尾鉄朗）完結

「本気でヤッちまいそ……」

「え？チョット…人の部屋ではしないでね」

姫凪にもう一度
キスしようとした時
研磨の声が後ろから聞こえた

姫凪に夢中で忘れてた！
ここ研磨の部屋じゃん！？

「な、な、なにがだよ！？」

「とぼける気なら無駄だから…」

研磨が呆れたように言う

「どっから起きてたんだよ」

「えー？えーと……
“んー…かーわいー…姫凪ー…”
ってとこからだけど？」

ほぼ起きて聞いてたのかよ！？

「止めろや？！お前が止ねぇから！」

俺コイツに不意打ち食らっただろ！

「え？普通に携帯とか触ってたよ？
クロにもLINE入れたし
クロが気付かなかっただけだし」

「LINEて！話しかけろ！バカっ！」

「えー…面倒くさい。それにレアなクロ
チョット…面白かった…し（笑）」

こらえ切れてない笑いで肩が震えてる
コイツこんなキャラだったか？！