一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結
「そっちが嬉しいから嘘とか過去とか
どっちだって良くなった…じゃダメ?」
『ダメなわけ無いじゃん…』
「後さ。」
息を目一杯吸い込んで気持を落ち着かせ
「仲良くなるだけじゃ
おれ嫌なんだけど
そっちはどうかな?」
一気に言葉と一緒に吐き出した
言葉と一緒に心臓まで
出てきちゃうんじゃないかってくらい
テンパってる
『私も…仲良し以上が…嬉しい!』
目線をあげると
もっとテンパってる布施がいて
真っ赤だし涙目だし何か
プルプル震えてるし
「なんか小動物みたい…」
なんて、感想が思わず口をついた
『え…っと。それは……悪口?』
「…マイナス過ぎ…その…えっと、
かわいー…とか思った…けど何か?」
『研磨の方が真っ赤で可愛い…』
「それ、嬉しくないし」
『じゃあカッコイイ…』
「思ってなさそう…
無理に言わなくても…」
自分のランク位わかってる
クロみたいに背も高くないし
身体もヒョロヒョロだし
カッコイイとか似合わない
『思ってる…から言ってるんだけど』
なのに布施に言われるとさ
「何見て?目悪いんじゃない?」
悪態つきながらもさ
『え?その…研磨のトスでねスパイクが
綺麗に決まった時とか
ツーアタック決めても当たり前って感じで
飄々としてるとことか…それに…』
「あ…もう…いいから!」
こんな自分も悪くないんじゃないかって
思っちゃうからヤバイ。
『え?なんで??』
「嬉しすぎてニヤケるから」
『ニヤケていーよ?』
「ヤダ」
『なんで?笑ってるとこみたい!』
「…じゃあ…好きって言ってよ…」
『えぇ!?あの………」
「言われたら…多分…全力でニヤケる…」
ホントやばい。こんな事言うとか
おれどうかしてる