一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結
「お前ってやっぱバカだろ?」
黒尾さんが私の顔からメガネを取り払う
伊達メガネのフレームで
狭くなったてたような視界が開ける
『ちょっと…返して……』
「今のチビちゃんが素だとしても
隠し事してる限り自然体なんかじゃねーし」
『でも悪い事してきたのバレたくないもん
研磨絶対ヒクじゃん………』
「嘘つかれてる方がヒクわ」
『う…でも…モウ嫌われたし……』
「あーー!ウジウジうっとおしいわ!
もっかい仲良くなりゃいーだろーが!」
『そんな事…無理だよ…あの難攻不落な
研磨と喋れるようになるまで
どんだけ苦労したと思ってんの?』
「ピアス阿呆みたいに空ける度胸あんのに
ヘタレもいーとこだな!お前は!」
『怖さとか苦痛のレベルが違うでしょ!』
「研磨とこれからずっとこのままな事より
辛い事ってお前にあんのか?」
『…。でも…これ以上嫌われたら
もうどうしていーか…』
「そんときゃ俺が全力で助けてやる」
黒尾さんが頭をユックリ撫でながら言う
『…そんな悪そうな面で言われても……』
「ハァ!?人の好意を!」
『おせっかい…私結果的に黒尾さんにも
ウソ付いてたのに…お人好し』
「ま、俺が研磨煽ってお前に
ジャレたのが誤解の元凶な気するし」
『ホント勘弁してください』
「テメッ可愛くねーな!」
『今更ですか?』
「さっきまで泣きそうでガクブルだった癖に」
そんなの今もだもん
悪態ついてないと今にも涙で
グシャグシャになりそうなんだもん
でも。今はその時じゃない