第12章 ♧【いつか】じゃない約束（孤爪研磨）完結

『泣きませんよ。泣くのは研磨に
振られてからにします』

「そんときは慰めてやるよ」

『要りません』　

「かっわいくねぇー！」

『黒尾さんがメガネ取っちゃうから。
本性でちゃいました。すいません』

「ヤッパずっとかけてろ」

『再装着は不可なので』

「言うじゃん（笑）」

そう、モウ隠す意味なんてないから。
それは要らない
戻れる保証なんかないけど
それなら何度でもやり直すだけ

研磨がもう一度見てくれるまで何回でも
大丈夫。根気はある方だ
ロープレのオニなめんなよ。

「とりあえず俺に任せて
ジタバタすんのはそれからにしろ」

って黒尾さんが言うから
私は小さく頷き黒尾さんと
帰り道を歩いた