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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結


後悔するような事なんですか?って
聞くより早く黒尾さんが私の
手を掴んで引っ張った

バランスを崩された足は縺れて
黒尾さんに抱きつく形で転けるのを免れた

え?コレ、なに?
転けた方がマシじゃない?

研磨が呆気に取られた顔で
こっちを見てる

「ちびちゃん大胆♡こーゆー事は
二人きりの時にしてよ」

いけしゃあしゃあと黒尾さんが言う

「…何してんの…?信じらんない」

研磨の眉間の皺は更に深くなってる

『コレは…違う……!』

「何が…?そんな格好で言われても…」

抱きついたままだった事を思い出して
思い切り後ろに離れる

「あれ?離れちゃうの?照れ屋さん♫」

まだ言うか!?
てかコレで何がわかるの!?
研磨がさらに不機嫌になっただけじゃん!

でも何でこの状態で不機嫌に?
まさか、コレってヤキモチ妬かれてる
的な事!?

もしそうなら研磨は私を?
ヤバイ。浮かれちゃってイイやつ?
無意識に赤くなる顔とニヤけちゃう
口元を隠して俯く

「サッサといこう。」

研磨の声に顔を上げて隣に並ぶ
顔はまだ赤い
黒尾さんが

「な?簡単だったろ?」

と、耳打つもんだから
顔は更に赤みを帯びる

『ちょ…止めてください……』

近くなった顔を急いでそむける
黒尾さんは背を屈めたまま
こっちをじっと見て

「なぁ、やっぱどっかで会った事ねぇ?」

もう一度耳うった
ビクリと身体が強張った

イイエと言えばウソになるし
ハイと言えば過去がバレる
ウソはつきたくないけど
バレるのはもっと嫌

『…覚えてません……』

やっと捻り出した声は
黒尾さんにどう届いただろうか
読めない表情に焦る

「ふーん、そっかそっか」

それ以上は言わず
屈めて近づいてた顔はまた上の方に戻された
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