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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結


次の日、朝から緊張しまくりの私
授業も上の空だし
ゲームにだって集中出来ない
フワフワした気持ちのまま
時間だけが過ぎていく

だって研磨のバレーしてる所とか
チャント見るの小さい時以来だし

「なにソワソワしてんの?」

『ひゃい!?』

後ろからした研磨の声に飛び上がる

「なに?そのリアクション…」

『べ、別に…ちょっと驚いただけ……』

「ふーん…で…さ…放課後なんだけど」

『あ。チラッとみるだけだから………』

「時間ないの?」

『え?…別にあるけど……』

「じゃあさ…一緒に……」 

「研磨!チビちゃん!行くぞー」

研磨の声に黒尾さんの声が重なる

『あ、えっと………』

「なんでもない。行こ。」

言いかけた言葉は飲み込まれて
いつも通り無口な研磨が横に並ぶ

『孤爪くんはセッター?』

「うん」

『セッターって凄い?』

「…おれは……凄くない」

『ふーん…』

ダメだ。いつも以上に盛り上がらない!
ヤッパリ私が見に来るの
イヤなのかな…
ヤッパリ少し見たら帰ろうかな………
何にも言わない研磨の
長い前髪の先を見つめて
また、ため息を飲み込んだ
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