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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結


『…なにか…捜し物?』 

「……!!」

顔を上げてコッチに向けた視線は
一瞬で下に逸らされた
『…携帯……?』

「え…うん……」 

『手伝う…探すの……』

「別にいい…1人で……」

『ないと困るんでしょ?』

「うん…ないと落ち着かない……かな」

知ってる。絶えず触ってるの見てるから

『…。番号覚えてる?鳴らしたら
早いかも。』 

さらっと言ったように聞こえるかな?
ドキドキやばいの気づかれないかな?

てゆっか、教えたくないとか言われたら!

「あぁ、そっか。鳴らす。携帯貸して」

アイツが伸ばした手に携帯を置いた
慣れた手つきで触りコールを鳴らす
教卓の方から音がする
落し物と書かれた箱の中に携帯は入ってた

『あった。よかったね』

「うん…これ、ありがと……」

手渡された携帯にはまだ温もりも
アイツの電話番号も残ってて
『あの…番号……』

「え?あぁ。消しとくから、消しといて」

『そうだね………』

声のトーンの変化に気づいたのか

「…別にどっちでもいいけど……」

と、言い直した

『あ、うん…あの…私布施。
布施 姫凪。』

「孤爪研磨。じゃ、ありがと」

孤爪研磨。
今度は一方的に
知ってるんじゃない

それが嬉しくて
私はすぐに電話番号を登録した
LINEのアイコンバッチが①を記す
LINEに孤爪研磨のアカウントが
追加されてる
嬉しいような…
どうしていいか分からないような……
しばらく携帯を眺めてた
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