一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第12章 ♧【いつか】じゃない約束(孤爪研磨)完結
放課後クロが迎えに来て
一緒にバレー部に行く
布施は終わってすぐ帰るから
クロが来る頃にはいつも居ない
なのに今日は日直なのか
残って日誌を書いてた
たださっきからペンが止まってる
「…手伝う?」
『…悪いよ』
「別に…クロが来るまで暇だから」
『…じゃあ現国の授業内容教えて』
「現国だけ?」
『…寝てて何にも覚えてない…』
「居眠りとかするんだ」
『現国つまんない…』
「ふーん…」
必要最低限の笑いのかけらもない会話
傍から見たらきっと奇妙な光景なんだろうな
でもおれには何だか
心地良くて嫌いじゃなかった
布施はどう思ってるんだろ
現国なみにつまんないと思われてたら
チョット…やだな。
「研磨ーー!悪ぃ!遅くなった!」
「あ。クロだ…」
日誌も終わりに近づいた時クロが
バタバタと教室に入ってきた
『来たね、お迎え。
後はテキトーにやるから
行って来ていーよ…』
「最後まで手伝うけど…」
『相手待たせたら悪いじゃんか』
布施がチラリとクロを見た
「ん?研磨の友達?…って女!?
めーずらしー」
クロが布施の顔を見て驚いたように
声を上げた