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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第11章 GAME(仁王雅治)完結


『帰る』

とナナに耳うった声を
仁王先輩は聞き漏らさない。
すぐに私を視界に捕えると

「見ていきんしゃい」と囁く。 

振り向くと相変わらずの作り笑い
イライラして悪態をついてみたけど
仁王先輩の態度は変わらず、
不敵な笑顔を浮かべていた。
ナナが必死に頼むので
断りきれずに練習を見学。

練習をしてる仁王先輩は迫力があった。
目を奪われるけど、あの不敵な笑顔で
現実に引き戻される。イライラは募るばかり。

もう限界かも…ケーキでも焼きに行こう。
調理室には誰も居ない
部員の多くは放課後一番に来て
目当ての運動部員に
差し入れを作り帰っていく。イツモの事。
上機嫌でケーキを仕上げた時

仁王先輩が調理室にやって来た。
意味ありげな笑いを浮かべて。
何かを仕掛けてくるのは
容易に想像がついた。

さぁ、ゲームを始めよう…?

そう言われてる気がした…

…ゲームに乗るのも悪く
ないかもしれない。

私はそのときそう思った。
そうだ。この人の罠に
みすみす嵌まるなんてバカな事はしない

これはゲーム。

この人に堕ちれば私の負け
この人が堕ちれば私の勝ち…
ゲームだと思えば楽しいじゃない?

そう思ったらイライラは消えた
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