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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第11章 GAME(仁王雅治)完結


しかし

『何のつもりか知りませんけど、
気が済んだら離してくださいね?』

布施は気丈に言いはなった。
その顔がやけに綺麗で逆に目を奪われた。
悔しさが込み上げる。
こんな女初めてだった。

「離したくないって
言ったらどうするん?」

俺は精一杯冷静に問いかける
布施の目が微かに揺れる。
そして俺の目の中の
布施が大きくなった
その瞬間、何かが俺の唇に触れた
ケーキの甘い香りと珈琲の苦い味

触れたのは布施の唇だった
俺の手は布施の肩から離れた

『離せたじゃないですか。
じゃあ私帰るんで。
さよーなら、先輩』 

布施は甘い香りを残して
出ていってしまった。
完敗…。悔しさも忘れるくらい
ダメージは大きかった。

翌朝赤也の教室に行く。
時間は早い
赤也がマダ来とらんのは明白。
布施を探す。
ユックリ近づき声をかける。

「よ、おはようさん。
昨日はケーキご馳走さん」

『おはようございます。
何か御用ですか?』

相変わらず目をすぐ反らす

「別にお前さんに用はなかよ?
赤也まだ来とらん?」

軽くジャブ。布施の眉間に
少し皺が寄った
期待ハズレじゃろ?
俺は心の中でほくそ笑む。
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