一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第11章 GAME(仁王雅治)完結
「はは。おまえさん、キツイの~」
あくまでも冷静に対処。
得意の笑顔も忘れずに。
プレゼントを置きグラウンドへ
練習をしながら彼女の様子をチラリと見れば
相変わらず冷めた顔を向けてる気がした。
(気にくわんの…)
俺の中でアイツを俺に夢中にさせたら
エェ気分じゃろうな…
なんて考えが浮かぶ。
最近暇じゃし?
アイツとゲームするのも悪くない。
先ずは情報収集か…
隣に居た後輩に声を掛けた。
「なぁ、赤也。あの娘しっとる?
ほれ、あの木の下にいる髪の長いの」
「え?布施?
同じクラスっすよ?何でっスか?」
赤也が不思議そうに見てる
「いや、別に。何か他と浮いとるから…」
「まぁ、確かに…。
ん~何か布施って
掴み所がないってゆーか…
俺は苦手なんスよねー…
本心が見えねぇっつーか…
こっちだけ見透かされてるみたいで」
「ほぅ…んで?
クラブとかはしとらんの?」
「え…確か料理部?」
「趣味は?」
「料理なんじゃないっスか?
あ~後ピアノとか上手いらしーッス」
「苦手なわりに詳しいのぅ…」
「俺の友達が布施の事
好きでいつも聞かされるんで」
「モテるんか?」
「多分?何人か玉砕してますから。
…にしても仁王先輩なんで?」
「なんでもなか。
情報はあって損はないダニ」
赤也の質問はハグラかし練習を再開する。
ふーん。少しモテるんで
鼻が高くなっとるんかね?
ペテンに嵌まりやすそうじゃの…
俺は不敵に笑ったそうこうしてる内に
布施の姿が
群れからなくなっていた。
布施の友達に近づく。