一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第9章 ひまわり(宍戸亮✣夢✣WEBリクエスト作品)完結
翌日土曜日はオフ
確かバスケ部もそのはずた
行くっきゃねーと気合いを入れ
携帯をとり布施に電話をした
コール音が続き
『はーい…』
眠そうな声がした
「俺だけど…今ヒマか?」
『宍戸?えーと…うん。何?』
布施の暗い声が耳に響く
怯みそうになる気持ちを
奮い立たせる
「大事な話があんだよ…
いつもの公園来れるか?
いや!来てくれ!」
『え…うん…用意あるから
30分後に…』
俺の迫力に押され気味に
了承。まずは第一関門突破だ
俺は一足早く公園に着いた
待ってる時間がやけに
長く感じやがる
試合より緊張するぜ…チクショウ
『お待たせ』
布施の声に振り返る
「いや、待ってねぇよ!
イキナリ悪いな…」
『平気…で…話って?』
「あのよ…昨日なんか変な感じで
別れちまって…」
『あの!気にしないで欲しい!
言ってみただけだから…』
布施の顔がまた悲しげに歪む
「待て!だから…その…だな…
何つったらいいか…あれには
続きがあってよ…」
『続き…?いやだ…今のままで
良いから!このままで良いの…
期待したりしないから…だから…
嫌わないで…宍戸と気まずく
なるのやだ…』
布施は俺の言葉を遮り
耳を塞いだ
「いや…だから待てって!
今のままじゃ俺が嫌なんだよ!」
布施の腕を掴む
不安そうに見上げる布施の
頭を軽く撫でる
「いいか…チャントきけ!確かに俺は
女から名前で呼ばれるのは
嫌だけど…オマエだけになら
呼ばれたいって思う」
『えっと…』
「オマエだけは別だって
言ってんだよ」
『じゃあ…呼んでもいいの?』
布施の目から涙が零れる
「おぃ!?何で泣くんだ!?
あー!腕痛かったか?悪ぃ…」
腕から慌てて手を離す
『ばか…違うよ。嬉しくて…
てゆっか離さないでくれた方が
嬉しかったり…しちゃうんだけど
ダメ…かな?』
布施が真っ赤な顔で
照れ笑い
その笑顔を俺だけの物にしたい
改めて強く感じた
その為には後1つ
大事な事を言わねぇと…
大きく息を吐いて
布施を見つめた