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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第9章 ひまわり(宍戸亮✣夢✣WEBリクエスト作品)完結


翌日朝練にはいつも通り
一番乗り…でも
全く気合いが入んねぇ…

「宍戸さん?大丈夫ですか?」

長太郎が心配そうに尋ねる

「あ~…実はよ~…」

言いかけた声は

『あの~鳳くんいますか?』

女子の声でかききえる
部員が振り返った先に居たのは
ユニフォーム姿の布施

「あ、俺ですけど」

長太郎が足早に近付く

『これ、昨日借りたタオル
ありがとうね』

「え?いえ…ワザワザどうも…」

『お邪魔しました練習頑張って』

布施はチラリと俺を見たけど
ペコリと頭だけを下げて
走っていった

「宍戸さん…」

雰囲気で全て察した長太郎が
呆れたように俺を見る

「だってよ~…なんて言って
渡しゃーいいかなんて
わかんねぇしよ…」

「だからって…俺からとか
言わなくても…」

「言ってからヤベェって
気づいたんだよ!」

んで、もう一個
気付いちまったんだよ…
俺は布施をモウ友達として
なんて見られねぇって…
つまり…好きだ…ってな

そうなると厄介なモンで
いつのまにか目は布施を追って
笑顔を探してる
他の奴と話してるのには
嫉妬だって感じる

でも笑い掛けてくれたら
何だってやれそうな気がする
俺の布施への気持ちは
日に日に膨らんでいく
布施の笑顔を独占したくなる

ただ、俺が自分の気持ちを
確信したからって2人の関係は
さほど変わってない
セイゼイ呼び方が
宍戸君から宍戸に変わった程度…
なんか友達感が増した気がする…

暇な日はお互いの自主練に
付き合ったり
たまには一緒に帰ったりもする

けど…なんつーか
一向にムードってモンが盛り上がる
気配はねぇ…
男として見られてない?って
感じる度に落ち込むものの
強引にはいけない
今のままでも充分
楽しいじゃねーか…なんて
逃げ道作る始末

布施の笑顔を失うのが
怖くて気持ちを抑え続けてた
俺の初恋は実らずに終わるのか…
と、諦めかけてた
そんなある日。
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