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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第9章 ひまわり(宍戸亮✣夢✣WEBリクエスト作品)完結


『あれ~?宍戸君?』

布施が俺を見つけ
走ってきた
華奢な体に小さい背丈
嫌でも見上げる格好になる

『どうしたの??』

いつも見てるはずの笑顔に
ドキドキする

「よ~オマエ1人なんか?」

見りゃ解んだろ、的な
間抜けな質問

『そうだよー試合が近いの』

「そうなんか」

『相手がこれまた強いんだよね~
皆デッカイし…じっとしてると
不安でさ〜』

布施が情けない顔で笑う

ほら…ここで気の効いた
台詞でも一発ビシッと…
なんて思ったのに

「頑張りゃ何とかなるって…」

出てきた言葉がコレかよ。
ペース狂いまくりだぜ…
…コイツが相手だからか?

『アリガト🎶私もそう思うよ』

「ん?」

『頑張りゃ何とかなるって!
チビでも最後まで走りまくるから!』

地味な練習とその汗の量が
布施の決意を裏付けていた
その姿に親近感が膨らむ

「オマエのそういう所……」

最後の方で詰まる

『ん?なに?』

布施が俺を見上げた
うっ…可愛いなんて思ってしまう

「いやっ別に!?あーっと…コレ」

誤魔化すようにタオルを差し出す

『えっ!?いいの〜!ありがと!』

布施から今までで
一番の笑顔が溢れた
俺は自分の耳が赤くなっていく
音が聞こえた気がした

頭は一気に真っ白
会話は途切れる
ダメだ…この空気耐えられねぇ!

「それな…長太郎から!」

『え…。あぁ…あのダブルスの?
そうなんだ…サンキュ…』

「おぉ…」

『じゃあ、練習再開すんね
また明日ね』

布施がコートに帰っていく

「あぁ…頑張れよ…」

って、何やってんだ俺は…
はぁぁ…長太郎悪ぃ…
オマエの好意を見事に
無駄にしちまった…
ったく。激ダサたぜ…
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