一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第1章 ☆捨てられないキミ(御堂筋翔*夢)[きいろシリーズ①]完結
「…こんなとこでせーへんわ…
あほ(笑)
いつ誰が来るかわからんのに(笑)」
布施さんのおデコをはたいて笑うと
『笑ってる…御堂筋くんが笑ってくれてる!』
満面の笑み浮かべてボクにしがみついてきた
「…キモ!そないくっつきな!」
『…!ごめんなさい!嬉しくてつい…』
布施さんは慌てて
ボクから身体を離してすまなそうにうつむく
「またそんな顔してから…
我慢出来へんくなったら
どないしてくれんねん…」
今にも唇が触れそうなくらい
顔を近づけると
アワアワしながらボクと
自分の足元を目を行ったり来たりさせる
「…どーしたん?顔真っ赤やで?」
耳元で囁くと目がさっきよりも潤む
『イケズ…そんなんされたら…
どーしていーかわからんやん…』
情けなく眉をハの字に下げて呟く
「自慢のポーカーフェイスが
形無しやなぁ〜でも
そっちの方がボクはえーと思うよ(笑)』
プククク…と笑うと
『もう…からかわんといて…』
更に情けない声まで出してボクを見つめる
「なに〜?ボクが
からかってるよーに見えるか?」
『だって…御堂筋くん…
余計なモンには関わらんって…
せやのに…その…』
「その…?続き言うてみぃ?
チャント言うてもらわな
ボクぅわからんし?」
『…!?期待…してまうやん…!
もうこのまま離れたくなくなる…!』
布施さんが
もう一度ボクの胸にしがみついてきた