一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第9章 ひまわり(宍戸亮✣夢✣WEBリクエスト作品)完結
どれ程の時間練習したら
その汗かくんだよ?
ってくらい汗だくだった
シュートが決まる度に
嬉しそうに小さい
ガッツポーズを作る
布施の笑顔はいつもより
綺麗に見えた
地味でキツそうな練習を
ひたすらこなす布施に
つい目を奪われる俺に
「宍戸さん?俺は先に
帰りますんで…これ」
長太郎は綺麗なタオルを渡す
「はぁ?何だよこれ?」
「あの人に…」
長太郎が布施に目をやる
「なんで俺が??」
「あのままじゃ風邪引きますよ?」
「でもよー…」
「じゃあ、俺があの人に渡して
来ましょうか?」
「いやっ…!それは…」
「でしょうね、じゃあ、これで」
「おっおい…」
さっさと帰っていく長太郎
あっさり乗せられた自分に
軽く凹んだ。ったく。
チョイダサだな…
再度中を覗く
布施は一向に練習を
止めようとはしない
俺はタオルを握りしめたまま
突っ立ったまま、中に入るのを
躊躇っていた
え…と。こういうときは
なんて声をかけりゃいいんだ?
いつもは一番話しやすい
布施へ掛ける言葉が
浮かばない
なんだ?この感じ…
あいつは男友達みたいな
もんじゃねーか…
いつものバカ話のノリで
笑いながら入って行って
タオル渡してまた
くだんねぇ話をするのが
ベストだろーが…
なのに…
なんで動けねーんだよ…