一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第9章 ひまわり(宍戸亮✣夢✣WEBリクエスト作品)完結
とまぁ、大概の奴は布施の
笑顔につられ、
巻き込まれるように
仲良くなっていく
それは、俺も例外に漏れず
だったわけだ
布施は友達だからって
必要以上にベタベタしてこない
たまにテニス部のコートに
顔を出して
『宍戸くーん!お互い
頑張ろーねー!』
なんて声をかけてくる程度
そんな所が他の女子と違ってて
楽だった
好きな音楽とかも似てたから
話せば自然に盛り上がる
男友達と居るみたいな気になる
布施とは親友にだって
なれそうな気がしてた
今のまま
バカやって笑いあう関係が
一番だって思って疑わなかった
それが一変したのも
やっぱりタマタマだったんだ
あの日、部活が終わり
いつも通り長太郎と
帰ろうとしたら
体育館に明かりが点いていて
中からはボールの跳ねる音が
響いていた
「バスケ部はまだ練習中かよ
スゲーな」
俺が感心した声を出すと
「練習試合でもあるんですかね」
と、長太郎
そういえば布施が
そんな事を言ってた気がする
チラリと中を覗くと
他の部員の姿はなく
たった1人で黙々と練習をする
布施の姿があった