一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第8章 運び屋とハチ公(黒田雪成✣夢)完結
ユキちゃんは初恋の相手だし仲良しだし
大好きだけど…それは友達としてだし…
今はただの幼馴染だし…なのに
好きな人と付き合えるかもしれない時に
ユキちゃんの事ばっかり考えるなんて
ありえない…これじゃまるで
私がユキちゃんを好きみたいじゃない!
そんな気持ち昔に捨ててきたのに…
「…ホント布施チャンて
バカなぁ!
んな悩む時点で答え出
てんじゃねェの?」
『え!?イヤ…ユキちゃんは決して…』
「黒田の名前なんか
オレ出してナイんだけどォ?」
『!?…スイマセン』
「別にィ?ま、このまま
喰っちまうのも悪かねンだけどォ…」
荒北先輩が私の身体をジーっと見る
ドキドキしてるけどコレは
好きのドキドキじゃないのが
自分でもわかってしまった
荒北先輩から少し距離を置く
「ハッ!わっかりやす!(笑)
ま、色々あんだろーし
ご主人様候補のままで
喰うのはもうちっと待ってヤンよ?
ただオレァ腹ペコだからねェ?
トロトロしてっと
無理矢理喰っちまうよォ?」
荒北先輩はいつもの笑顔に戻って言った
少しホッとしたけど
ホッとしてる場合じゃない…
『あの…荒北先輩…』
「アァ?オレは一人で飯食う派だから
布施チャンは
布施チャンのヤるべき事
やって来いよー?」
荒北先輩が意地悪な顔で笑う
『ヤッパリ先輩
メチャかっこ良くて大好きです!』
「へいへーい。黒田に
振られたらオレが
ご主人様なってヤンよ(笑)」
『不吉な事言わないでくださいよ!』
慌てる私を見て楽しそうに
笑う先輩を後にして
私はユキちゃんを探した