一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結
何時間経ったか解らない
手術室のランプが消えた
「先生!姫凪は?」
「…一命は取り留めましたが…
意識は回復しません…
3・・4日経っても
目を覚まさない場合は…
覚悟をなさってください」
医者はそういうと去っていった
ICUに移された姫凪には
沢山のチューブが繋がってた
ピクリとも動かなくて
心電図だけが頼りない光を放ってる
「…兄さん…姫凪を助けて…」
小母さんは何度も呟いていた
「おい、リョーマ。少し寝ろ」
「ここに居たい」
「オマエまで倒れたら迷惑だ。
付き添い用の
ベッドがあるから寝て来い」
親父がICUの前で座り込む俺を
ムリヤリ寝かしつける
寝てる場合じゃないのに
俺の瞼は降りてきた
何処からか姫凪の声がする?
-リョーマ…大きくなったら…-
-ねぇ、ねぇ、聞いてる?リョーマ…-
-リョーマ…姫凪事…キライ…?-
はっとして目を覚ます
閉じたときと変わらない暗い部屋
夢?か…。最後のは確か…
最後に聞いた姫凪の…
俺は、何て答えたっけ?