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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結


「…ごめんなさい・・・俺・・」 

「リョーマ!黙ってろ!」

俺の言葉を親父が止める

「…あなたがリョーマ君?」

「はい・・・」

「そう。いつも姫凪が
話してたの
そんな顔しないで?
姫凪は…
死んだりしない…」

力なく俺に笑いかけてくれた
俺は何も言えずその場に座り込んで
手を合わす
目を瞑ると
最後に見た姫凪の
顔が浮かんでくる

何で…泣いてるんだっけ?

姫凪の手って
あんなに冷たかったけ?

涙が溢れそうになる

「リョーマ…まだまだ掛るだろうし
オマエは帰ってろ」

「…ここに居る。」

本当は動けなかった
足に力が入らなくて

「リョーマ君、部活で疲れてるでしょ?
休んでいいのよ?」

小母さんが気を使って話しかけてきた

「…大丈夫デス。
姫凪の方が…
きっと辛いし…
きっと頑張ってるから」

「ふふ…姫凪の言ってた通り
リョーマ君は口数は少ないけど
とっても優しいんだって。だから…
大好きだって毎日言ってたわ…」

小母さんが俺の横に腰を下ろす

「俺、優しくなんか無い…いつも・・
姫凪の事傷つけて…」

「傷つけた事を悔やめるのは
優しいからだよ。姫凪ね、
言ってたよ。喧嘩したときリョーマはいつも
悲しそうな顔して歩いていくって
それを見ると辛いから怒ってたのなんか
忘れて、謝っちゃうって」

「…お人よし・・・」

「でしょ?きっと姫凪は君の
笑顔が好きだったんだよ。だからさ…
悲しい顔しないであげて?」

小母さんが俺の頭をなでる
堪えてた涙が流れた

姫凪のバカ。
優しいのはそっちじゃん…
俺、きっと姫凪のそういう所が

好きだったんだと思う 

姫凪が居なくなったら俺は
もう、笑えない。きっとずっと
悲しい顔したまんまだよ

だから…置いていかないで…
俺、姫凪に何も
伝えられてないんだ…
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