• テキストサイズ

一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結


リョーマside

一体何が正しいんだろう
自分の気持ちを隠して
姫凪を遠ざけても
結局最後の糸は切れないままで
気がつけば、その糸を手繰り寄せる

そのせいで期待する姫凪を
また突き放して…傷つけてる

もしも姫凪が俺以外の奴を
好きになったりしたら
ふっきれるんだろうか

笑って【おめでとう】
って言ってやれる?

夜、親父と寺のコートに居ると
見覚えのある影 

「よっ。俺とも勝負しない?」

菊丸先輩が顔を出した

「良いッスよ。珍しいっすね…」

コートに入り打ち合う中

「ねぇ。おチビはさ姫凪ちゃんを
どう思ってんの?」

「・・イキナリなんスか?ただの幼馴染ッスよ」

「…特別な感情はないわけだ…」

ボールの弾む音が寺に響く

「ないッスよ、そんなの」

「じゃぁさ、俺に協力してよ。
俺、姫凪ちゃんが好きなんだ」

「え・・?」

焦って打ち返したボールは
ネットを揺らし
足元に戻ってきた

「なかなか脈ありだし
そろそろ一気に
キメたくてさ…」

「そうなんッスか?良いッスよ…」

知らなかった。
脈あり?いつの間に…
色んなことが頭をめぐる

「サンキュ~!」

先輩の笑顔から目を逸らし

「別に・・・」

と、帽子のつばを下げる
それでいいかもしれない
2人が付き合えばもう俺が悩む事もない
上機嫌で帰っていく先輩を見て
胸がムカムカした

さっさと寝よう…これでいいんだ
もう、何も考えたくない
/ 7806ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp