一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結
姫凪side
リョーマにキスされちゃった!?
嬉しくて、ドキドキしすぎて
授業中も
リョーマから目が離せない
期待しちゃても…いいよね?
あの約束、忘れなくていい?
ねぇ?
『リョーマ!見て見て~着物の展示会だよ!
見ていこうよ~♪』
約束通り買い物に付き合ってくれた
リョーマのシャツを引っ張り
着物を着たマネキンの前に連れて行くと
「1人で行けば?俺、疲れた…」
呆れたように言うリョーマ
『え~…じゃぁ、いいよ…お目当ての
エプロンは買えたし…帰ろっか…』
入り口から引き返そうとすると
「後で、ファンタ奢ってね」
と、私の頭を小突いて中に入る
ぶっきらぼうだけど優しい所が大好き…
『わ~♪素敵…ねぇ、リョーマはどんな
柄のがすき~?』
並んで歩くリョーマに尋ねると
「キョーミないよ。
着る人の好みじゃない?」
あくびをしながら答える
『ヴ~…じゃぁ、姫凪には
どれが似合うと思う?』
リョーマに腕を絡めて言うと
「…明るい色じゃない?
ってか。暑い」
少し照れた様に腕をはらう
『着たいな…着物…姫凪ね
結婚式は和装でしたいんだ~♪』
「ふーん。その前に
相手見つければ?
1人じゃ出来ないじゃん」
リョーマが笑った
『リョーマは…?リョーマが
相手になってくれたら
出来るじゃん…』
シャツの裾を掴んで言ってみる
「はァ?何言ってんの?
ふざけてるなら
置いて帰るけど?」
呆れた顔で私を睨んだ
『…アハハ☆ごめん♪
冗談だよ~帰ろうか』
大げさに肩を叩いて笑ったけど
本当はショックだったんだよ?
気付いてないよね…
『今日はありがとう、またね』
家の前でポツリと言うと
「ん。じゃーね」
リョーマは手だけ上げて去っていった
『バーカ…チョットくらい
振り返ってくれてもいいじゃん…』
見えない背中に呟いた