一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結
リョーマside
-…リョーマ…I love you…-
ちぇっ、またあの夢だ…
ここの所ほぼ毎日
夢でまで逢いたくない…
これ以上俺の中に入ってきて欲しくない
俺は子供の時と同じじゃない
どんどん仲良くなっていく姫凪と
菊丸先輩に嫉妬したり
笑いかけられるたびにドキドキしたり
とにかく気持ちはギリギリで
いつ暴走してもおかしくない
手に届く所に居られると正直辛い
姫凪は真っ白なまんまだから
そんな姫凪が俺の欲望で
汚れるのが嫌だ。たまらなく怖い
嫌いなんじゃない
嫌われるのが怖いんだ…
『リョーマ~!一緒に行こう~♪』
朝、姫凪が駆け寄ってくる
相変わらずの無邪気さ
子供の時と同じノリ。無防備で…
そのくせ、どことなく色っぽかったり
「テンション高い…勝手にしたら?」
距離をとって歩いてると
『ね~今日部活ないでしょ?
放課後買い物付き合って~?』
甘ったるい声で言い
俺の手を握る
心臓が高鳴るのが聞こえそう
「菊丸先輩に頼めば?
友達なんだし…」
そう言って手を振り払うと
『…姫凪はリョーマとがイイ…』
寂しそうに呟き立ち止まる
ズルイやつ。そんな顔されたら
断れなくなるじゃん
「あ~わかったから
さっさと歩けば?」
『わぁい♪嬉しい❤︎リョーマ♪
I love you…❤︎』
姫凪の顔に笑みが戻る
I love you…ね。
姫凪にとったら挨拶みたいなもん
解ってるのに、トキメク自分が嫌だ
奪いたくなる心との葛藤で
頭が痛くなってくる