一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第7章 約束(越前リョーマ*夢)完結
眠たい目を擦って前を見ると
薄い茶色の髪に
ブラウンの瞳長いまつげ
人形みたいな女の子が立ってる
「おい、越前!超可愛いな~♪
姫凪ちゃ~~ん💕」
堀尾は目をハートにしてる
「姫凪?」
「自己紹介聞いて無かったのかよ~
布施姫凪ちゃん・・」
まさか・・?
まじまじ見ると、その子と目が合った
すると大きな目を細めてニッコリ笑った
間違いない・・今日夢に出てきた・・
アイツだ・・
『リョーマ!久しぶり~!』
休み時間に入るなり姫凪が
俺のところに駆け寄ってきた
懐かしい笑顔。ちっとも変わってない
「越前!知り合い?!」「紹介しろ!」
感動の再開をかき消す
周りの男子の冷やかしと視線は
「…アンタ誰だっけ?」
俺に素っ気無い態度を取らす
『姫凪だよ♪ホラ!隣に住んでた!
ね?思い出した??』
俺の腕に絡み付いて笑う
「そう言われれば居たかもね。で?
何してンの?ここは東京だけど。」
『フフ♪リョーマに
逢いたくて来ちゃった♪』
俺の冷たい態度にもめげないで
ニコニコ笑ってる。
本当ちっとも変わってない
「へぇ。おじさん元気?」
姫凪の親父さんは日本人で
親父と仲が良かった
よくテニスの相手もしてもらった
『…チョット前に…
事故でね…ママも…
だから今叔母さんの家に居るの』
少し困ったように言って俯いた
「…そう。大変だね
で?まだ何か用事?」
『リョーマは姫凪
に逢いたくなかった?』
姫凪が呟いた
「…そもそも覚えてなかったし…」
嘘ばっかり。
忘れた事なんか無かった
『…だよね。昔の事なんか…ごめん』
姫凪は苦笑いを浮かべて
ションボリと自分の席に帰っていった
罪悪感が広がったけど
特に何も出来なかった