第6章 不思議オンナと俺の距離（切原赤也✴︎夢）完結

嫌な所に来た。
引き返そう…思っても足は
フリーズしたまんま

「相変わらずだな。
んで話って何？言ってみろぃ？」

『ん…今さぁ。すっごい
苦しくて…何かどうして良いか
解んなくて…ブン太ぁ…私…』

布施が涙が浮かぶ目で
丸井先輩を見る。

「ばーか。なんちゅー
顔してんだ？らしくねぇし」

丸井先輩は布施の
頭を優しく撫でる。

…やめろ…

『だって…頭が混乱してて…』

とうとう涙が零れた。
丸井先輩は指で拭う。

…布施に触んな…

「姫凪はどうしてーの？」

丸井先輩が布施の
目の前に座り顔を覗き込んだ。　

…見んな…　

俺の中がまた嫉妬で
グチャグチャになる。　

…だめだ…限界…

俺は思いきって中に入った。
ビックリした顔で俺を
布施がみた。