一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第6章 不思議オンナと俺の距離(切原赤也✴︎夢)完結
思考が一時停止したまま。
すると
「あれ?姫凪?
何してんだ?ってか1人?」
丸井先輩の声がした。
…姫凪??
俺の頭はまだ停止中。
『うん。1人~あ~ブン太
コレ差し入れ~まだ温かいよ~』
綺麗にラッピングされた
袋から甘い匂い。
…ブン太?まさか…?
俺の頭がスローで動き出す。
「お!クッキーじゃん🎶サンキュー❤︎」
丸井先輩が布施の頭を
クシャクシャっと撫でた。
…あぁ…今俺って邪魔?
『ねーブン太…まぁいいや
後でメールする…』
後でメール?…そういう事ですか
結局は俺の先走りって事ね…
頭がすーっと
冷めていくのが解った。
『んじや~切原また明日ね~』
あんなに浮かれてた
姫凪スマイルも
今は勘に障る始末。
黙ってると
『切原~?』
布施がジャージの裾を掴み
首を傾げた。
「あー…離してくんない?
ハイハイさいなら」
手を払い背を向けた。
やべぇ。俺スゲェかんじ悪い…
『あ…アハ。ゴメン。バイバーイ…』
一瞬の沈黙。足音が
遠くなっていった。