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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第8章 tragic love①


「あの時…?」


赤岩「ふふっ、やっぱり覚えてないのか。無理も無いな。あれだけ毎日男くわえこんでいたなら」


「………」


赤岩「1年前、路上で君を買った男だ」


「嘘…!」


赤岩「店に行った時直ぐに分かったよ君だって。だから長瀬くんに話したんだ。そしたら了承してくれたよ。君を買う事をね」


「嘘…嘘だ…」


長瀬店長…。何も言って無かったのに。
まさか全部分かって俺をここに…?そんな…!


赤岩「お金は長瀬くんに渡してあるから必要なら後で受け取りなさい。こっちにおいで」


「や…!嫌っっ!」


腕を掴み、寝室に引っ張られる。


嘘だ…。やだ…!


赤岩「何を今さら逃げるんだ。君にとってセックスなんて何でも無い事だろう。むしろ嬉しいんじゃないか?こんな豪華な部屋の寝室なんて。あの時は公園の芝生の上だったか」


「やっ…!」


ズルズルと寝室まで引っ張られ、そのままベッドに押し倒される。


「もう俺はウリはやってない!だから止めて下さい!」


赤岩「何言ってんだ今さら」


赤岩さんが俺に馬乗りになり、シャツを破った。


「止めてっっ…!嫌だ!」


松岡さんに買って貰ったシャツ…。
脳裏に松岡さんの笑顔が浮かんだ。


赤岩「長瀬くんは私がこういうシチュエーションが好きだって知ってて君に何も言わなかったんだろうな。可愛いよ翔くん。もっと鳴いてくれ」


「やだっ…!助けて…松岡さん…!松岡さんっっ!!」


抵抗も虚しく、赤岩さんが俺の服をビリビリに破いていく。


「いやぁっ…!止めてぇっ!!」


バシンと思いきり頬を殴られる。


赤岩「ふふっ…いい顔だ翔くん」


「やだっっ…!お願い止めてっっ!!」


俺の悲鳴が虚しくスイートルームに響いた。
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