第5章 家族
翔がゆっくりと顔を上げ鏡を見つめる。
そして鏡越しに俺達は見つめ合った。
「ほら見て?翔…こんな色っぽい顔してる…」
翔「………やだもう…恥ずかし過ぎる…」
翔の顔は真っ赤で…涙で酷く濡れていた。
それが余計に俺を煽る。
「動くよ?」
翔「待っ、あっっ、あんっっ、やっっ…」
「これやべ…はぁっ…くっっ…」
俺達の繋がってる場所まで丸見えで。
翔の蕾に俺の塊が出入りしてるのがしっかり見える。
翔…エロい…。
翔「はぁんっっ…あぁっっ、ましゃっっ…」
ましゃって…。
口を抑えながら喘いでるけど…声丸聞こえ。
翔「声っっ…らめっっ…」
「っっ、大丈夫…昔弟と夜中部屋で騒いでても母ちゃん爆睡してたからっっ…」
翔「しょんなのっっわかんにゃっっ…やんっっ…」
呂律が回らな過ぎてもう何言ってるか分かんないな。
あーもうどこまで可愛いんだよ!
翔「にゃっ、あんっっ、も、らめっっ…イくっっ…ひぁんっっ!!」
「え、ちょっ、あっっ…!」
まだ絶頂が先だったけど、翔にかなりの勢いで塊を締め付けられ、そのまま俺は翔の中で果ててしまった。
「やべ…ごめん…」
翔「はぁっ…ふぅ…」
慌てて塊を引き抜くと、蕾から俺の体液がタラリと垂れた。
翔は動かないまま、呼吸を整えながら鏡の中の自分を見つめていた。
「………」
駄目だ…。
俺はそのまま翔を仰向けにして、またがった。
翔「え…嘘でしょ…?」
「ごめん…」
翔「待って雅紀…あ、あぁっっ!」
塊を翔の蕾に捩じ込んだ。
翔「雅紀っっ…あっっ…今日変だよっっ…」
「違うっっ…いつも抑えてただけっっ…」
翔の腰を掴み、激しく揺さぶる。
翔「あ、あっっ、あんっっ」
「翔…愛してる…愛してるっっ…」
翔「っっ、お、俺もっっ…愛してるっっ…」
三度目のせいか、2人共直ぐに限界が訪れた。
「あーもう出るっっ…ごめん翔っっ…」
翔「あっっ、俺もっっ…」
「あ、くっっ…!」
翔「あ、あっっ…!」
翔の塊から薄い体液が溢れ、俺もそのまま翔の中で果てた。
翔「はぁっ…はぁっ…ふぅ…ん…」
「し、翔…?」
ガクンと翔の腕が崩れ落ちた。
「………気絶しちゃった」
俺は繋がったまま、翔の姿に見とれていた。