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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第20章 after one year


ー雅紀sideー


絵里「あー面白かった。付き合ってくれてありがとう雅紀」


「いいよ別に。休みだったしな。てか何で当たり前の様に上がってんだよ」


絵里「いいじゃん別に。夕飯作ったげるからさ」


店の店休日。
絵里に誘われた俺は2人で映画へと出掛けた。
ついでに買い物や何やら付き合わされて…。


絵里「ねぇ」


「ん?」


リビングのソファーに座ってると伸びをしてると絵里が隣に座ってくる。


絵里「あれさ…そろそろ外さない?」


絵里の指差した方を見ると…額縁の婚姻届が目に入る。


「何でだよ」


絵里「もう1年でしょ?そろそろ吹っ切ってもいいと思うの」


「何でお前がそれ言うんだよ」


絵里「だって私許せないもの。何も言わずに勝手に出て行くなんて」


「………」


絵里「処分しないといつまでも引きずる事になるわよ?」


「いいんだよあのままで」


絵里「雅紀」


絵里の手が俺の手に重なる。


絵里「そろそろやり直したいのよ。貴方と」


「またそれ言ってる…」


絵里「忘れさせてあげるから…それに楽しかったでしょ?私達…」


「絵里…」


絵里「上手くいく…ね?」


ゆっくりと…絵里の唇が俺に重なる。
そのまま絵里は…俺の膝に正面から座った。


俺は…絵里の腰を支えながらゆっくりと…目を閉じた。
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