第14章 15年前の真実
「はぁっ…あっっ…あん…」
男「あぁっ…いいよ翔くん…イきそうだ…」
「んっっ…はっっ…」
男の上で必死に腰を振ると…中で塊が固くなっていく。
絶頂が近い。
男「うぁっ…駄目だ出るっ…!」
「んぁっ…」
ドクドクと俺の中に熱い物が注がれた。
ゆっくりと押さえながら腰を上げる。
最近…少しずつ、扱い方が分かるようになった。
適度に色っぽい声上げて下半身に力を入れるとおじさん達は気持ち良くなるみたいだ。
本当に…単純で気持ち悪い。
男「あー…やっぱり翔くん最高だな…」
男が起き上がり後ろから抱き着いて来る。
男「本当に13歳?どんな大人になるのか末恐ろしいな」
「………ご心配どうも。はい、服」
脱ぎ捨てられた服を掴み、ぐっと押しやると、ようやく俺から離れ着替え出した。
俺も重い腰を上げながら服を着替えてると…玄関の開く音がした。
翔父「おお。丁度終わったのか」
男「櫻井さん。丁度良かった」
翔父「どうしでした?」
男「最高。ウブだった翔くんが段々大胆になってくね。たまらないよ」
翔父「どうも。仕込むの大変だったですがね」
「………」
そして男が父さんに2万円を渡す。
その様子を見ながら俺は自分の部屋へと戻った。
「あ…」
……上着忘れた…。
そしてまたリビングに戻ると…信じられない光景が広がっていた。
男「これ約束のやつ。やっと手に入ったよ」
翔父「おー!どうも」
そして男が鞄から取り出したのは…小さな袋に入った…白い粉。
翔父「見た目は分からないな」
男「そうだろ?でも効き目は最高。上物で純度も高いコカインだから」
翔父「また良いのが入ったら…宜しく頼むよ」
男「了解。翔くんの事もまた宜しくな」
翔父「契約成立ってとこか」
男「ははっ」
楽しそうに笑いながら…2人は握手をしていた。
俺は気付かれずに…そっと部屋に戻った。
コカイン…?それって…嘘だろ…。
机に突っ伏した俺の手が震える。
父さん…薬に手…出すなんて…。
舞はまだ…小さいのに…。
どうすれば…どうすればいい?
俺は…どうしたら…。
俺は…ベッドに倒れ込み、いつまでも眠れない夜を過ごしたのだった。