第14章 15年前の真実
父さんとの関係が始まってから1ヶ月程経ったある日。
仕事も辞め、家で酒浸りになっていた父さんが珍しく出掛けたと思ったら…深夜、数人のお客さんを連れて帰って来た。
俺も舞も既に眠ってて…舞を起こさない様に俺は…静かにベッドを抜け、リビングを覗いた。
翔父「おー翔。丁度呼ぼうと思ってたんだ」
「………お帰りなさい…」
翔父「ただいま」
やたら上機嫌の父に…俺は違和感を感じていた。
父さんの回りには…初めて見る顔触れ。
全員が…中年や初老の男性だった。
男1「この子が息子か?確かに奥さんに似てるなぁ。かなり美人じゃないか」
翔父「でしょう?自慢の息子です」
男2「翔くんいくつ?」
「あ、あの…13です…中2…」
男3「うわーたまらないなぁ」
舐め回す様に…その3人に俺はずっと見つめられた。
背中が…ひんやりとする。
男2「本当にいいのかい?こんな年端もいかない子供を…」
翔父「どうぞどうぞ。遠慮しないで下さい」
男1「私にはドンピシャだよ。好みだ」
「父さん…?」
翔父「翔。暫くこの人達の相手をしてくれ。大事なお客様だ。失礼の無い様にな」
「え…?」
そう笑いながら…父さんは部屋を出て言ってしまった。
「父さん…?父さん!」
後を追おうとすると…腕を掴まれる。
男3「翔くんよろしくね。楽しもうよ」
「な…何…?や、やっ!!」
腕を引っ張られ、床に倒される。
男1「こんなに若い子は久し振りだよ…」
男2「出来ればバージンの子が良かったんだけどね」
男3「でもあれだろ?ほんの1ヶ月位前だろ?セックス知ったの。まだ初々しいじゃないか。ほら…こんなに脅えた目をして…そそるよ…」
「………何…?何の事ですか…?」
怖い…。この人達…何言ってるの…?
男1「じゃあここはまだ…バージンなのかな?」
「ん…!」
顎を掴まれ、親指を口に入れられた。
「んや…」
男1「じゃあまずここは…私が貰うよ」
そのままズボンに手が伸び、チャックを引き下ろす。
すると…そそり勃った男のモノが…視界に入る。
「や…いや…!」
リビングに俺の悲鳴が虚しく響いた。